3度めのロンドン(2011年4月14日) [Cello & Strings]
夏休みの宿題みたく、この2年半の間ためていた海外追っかけ記録を近い順にひとつずつ記録していきますね
まず、今年2011年4月12日ニューヨークから戻った翌日のこと。 4月13日(水)成田発11時30分NH201便にてロンドンヒースローへ 現地時間4月13日(水)16時ヒースロー空港着・・・3度めのロンドンだぁ 入国審査待ちはハンパなく混んでました1時間くらい待たされてようやく地下鉄に乗ってKing's Cross 駅近くのNortumberland Kings Cross Hotelへ移動。宿泊代節約のため、共同バストイレだったけれど、Wi-Fiアクセス無料だから助かる~「さぁ~明晩は、ロイヤルフェスティバルホールだぁ」とシャワーを浴びて就寝
明けて14日(木)は19時までたっぷり時間があるので、久しぶりにエリックのブログをチェックしてみたら、しばらくチェックしていないうちに5月12日にロンドン演奏会と5月24日に韓国のイベントが入ってるじゃない ええ~求職中の身 破産しそうなんですけどぉと冷や汗をかきながらも、やっぱりじっとしていられないから航空運賃と空席を検索してみたら・・・まぁまぁいつも通りの価格で行けてしまうことがわかり、しかも韓国は貯まっているマイレージで日帰りできてしまうじゃないか。。。ええぃヤケクソで行ってしまえ 仕事は頑張って探したらいいさ・・・と、我ながら能天気さにはあきれてしまう
ってことで、今晩の演奏会に備えてKing's Cross駅のスーパーMARKS&SPENCERで花束を購入。いやん、花束なんて初めてだからどうやって渡そう~ でもなぁ今晩の演奏会はエリックが主役ではないから、楽屋出待ちが妥当な線かな…などと、あれこれ考えつつ、もっかいシャワーを浴びて、メイクアップしていざ!ロイヤルフェスティバルホールへ
ロイヤルフェスティバルホールはすごく大きな建物で、ホールだけでなくギャラリーやらライブラリーやら、いろんな施設が入っていてホールの入り口も3階4階5階とたくさんあるから、これは楽屋出待ちしてもムリかもしれないなぁと思いつつ、ホール内へ。私の座席は6列目の真ん中 結構いい席だわ、と喜んでいたら、私の前の席におじさまが座って、視界がさえぎられそうにでもそのおじさま、肘掛にもたれて斜めになってくれたので視界はキープされました
そして始まった「ジュリアン・ロイド・ウェッバー60歳バースデーガラコンサート」のプログラムはこちら1部£5.00
KLENGEL:Hymnus(for massed cellos)
ROSSINI:William Tell Overture
ELGAR:Cello Concerto
INTERVAL
VILLA-LOBOS:'Aria' from Bachianas Brasilieras for eight cellos and soprano
ERIC WHITACRE:The River Cam for Cello and Strings (world premiere)
WILLIAM LLOYD WEBBER:Benedictus (for violin and organ)
ANDREW LLOYD WEBBER:All I ask of you from Phantasia
ANDREW LLOYD WEBBER:Pie Jesu from Requiem
STANLEY MYERS/CLEO LAINE:He Was Beautiful
DUKE ELLINGTON/BILLY STRAYHORN:Just a-sittin' and a-rockin'
FRANK BIDDULPH:Hot Gold
ジュリアン・ロイド・ウェッバーのためにエリックが書き下ろしたこの The River Cam は、それはそれは美しくて チェロの音色が始まるや まるで夢を見ているかのようなうっとりとする時間がホール内に流れていました
そして、クラシックありジャズあり、おとぼけあり、キッズ管弦楽参加ありの盛りだくさんなガラコンサートはエンディングに出演者全員でのハッピーバースデー すると、外国の演奏会ではめったに見られない花束贈呈ではないですか・・・こりゃ私のスーパーで買ったような安っぽい花束はかすんでしまうなぁと眺めていたら、おやおや まさかの女性出演者だけに花束贈呈で、バースデー主役のジュリアンにすらナシ エリックが受け取ろうとして 肩透かしをくらってた様子を私は見逃しませんでしたゼ。しかし、主役のジュリアンは全く どこ吹く風な感じでした。この指揮者も主役もムシしての花束贈呈の画・・・びっくりですわ ロンドン。
こんなことなら、張り切って楽屋出待ちをして私の花束を渡しちゃおっと、意気揚々と会場を出ようとステージの前方の出口へ向かうと、舞台下手すぐ入ったところで管弦楽出演者たちとおしゃべりしているエリックを発見 ほんっとにすぐそこで ラフな感じでおしゃべりしているから、そこで花束を渡せそうな感じがありました。。。けど、バースデー主役すら花束をもらってないところへ、舞台下手に日本人ファンが花束を持って押しかけるってのも、なんだかはばかられて ここは 日本人らしい奥ゆかしさを無理やりに出して、楽屋出口で渡そうじゃないかと自分に言い聞かせて、後ろ髪を引かれつつも楽屋口へ向かいました。
楽屋口ではすでに数人のファンが待っていました。ここで待っていたら会えるのかなぁ・・・と少し安心して待っていたのですが。。。チラホラと出演者は出てくるものの、その数はあまりにも少なく。そこで待っていた人たちのお目当ての出演者は誰も出てきません。待っている人たち全員が不安になってきた頃、しびれを切らしたおばさまが、出てきた出演者をつかまえて「楽屋からの出口はここだけなの?」と尋ねたところ「いや、たくさん出口があるから、ここだけとは限らないよ」という返答に、愕然とした人たちはザワザワとあちこちと動き回り始めました。
私も不安になったけれど、ここから出てくると信じて、ひたすら待っていましたが、おそらく1時間半くらい経ったころ、ここまで来ると さすがに別の出口から出ているよね。。。とあきらめてホテルへ戻り、Facebookをチェックしたら、ガーン 終演から30分後くらいにエリックが「今、ステージを後にして歩き始めたところ・・・」と投稿。
今回はエリックが主役ではないし、スーパーの花束だし、ま いっか。次回5月12日はエリック主役の演奏会だから、パディントンのお花屋さんの上等な花束を持って、絶対の絶対に渡すんだいと、能天気に次の作戦を練り始めた私でした
コメント 0