SSブログ

2013年10月2日ロンドン [Whitacrian]

先月9月21日にエリック・ウィテカーコミュニティから一通のメールが届いた。 Virtual Choir 4.0参加者宛に送信されているものだ。そこには、エリックの言 葉で近々の予定が書き込まれていた。まずは、カリフォルニアのディズニーランドから依頼があり「Glow」を作曲したので、合衆国に住んでいる人は是非その ショーにレジストして挑戦してみて欲しいというもの。なにさ。参加できるのは アメリカ在住の人だけなのでしょ。ぷんぷん。

その次は、10月31日ドイツ・ハ ンブルグでArvo Part’s PassioにEric Whitacre Singersと出演するというもの。ハンブルグへ来れる人は31日の午後のワークショップとリハーサルに参加 すれば、夜の演奏会後半に出演できるよというもの。ハイハイ。これは既にチケ ット購入済みです。

さてその次は、10月2日ロンドン・チェルシーでチャリティ ーコンサート。あら(*^^*) 初耳だ。St.Luke’s Churchで午後7時からChrist Church Schoolの子供たちのためのチャリティイベントがあり、後半にEric Whitacre Singersで数曲を演奏するというもの。UKのTV番組放送されるらしい。あらま。行っちゃおっかなっと即決して、1泊4日で計画を立てた。ロンドンはもう10回めなので、演奏会当日の朝にロンドンに着けば、一泊だけで十分 だ。会場はチェルシー地区の教会なので、いつも泊まっているホステルから自転 車で10分程度。なので、午前中にホステルへ移動し、荷物を預けて下見へ行くと。

photo 1-20.JPG

特に教会の前には表示はないが、スタッフたちが準備している様子が見えたので、近寄って 「今晩7時からのコンサート会場はここでいいのですよね。」と確認すると 「そうですよ。TVカメラも来る高級なチャリティイベントなので、ドレスアップ してきてくださいね。」とそのスタッフ。え?ドレスなんて持って来てない、と 慌てて「このワンピースじゃダメですか?」と、いつも着ている和風テイストなロング カットソーを指差して尋ねると 「もちろん、オーケーよ。それじゃぁまた後でね。」と言われてほっとし、ホステルへ戻って演奏会までまだまだ時間があるので、シャワーを浴びてビューティ アップすることに。 開始30分前。余裕をもって教会へ行ったら、SPのような男性スタッフが門のところに立っていた。尋ねてみると、メディア関係者以外は開門の午後7時までここで待っているようにとのこと。道路沿いで待っていると、続々と高級車がやってきて、降りる人たちはセレブなドレスに毛皮のコートを纏っている。あらら ら。そんなセレブなチャリティイベントだったのかしら。しかし私はここへ来る までに既に10万円以上の交通費をかけている...。とセレブなイギリス人たちを 眺めていると、中には普段着姿でやってくる人たちも居てホッと安心。 開場時刻が来て、門を通してもらうと、まずは教会の入り口で小学生たちの可愛らしいお出迎えを受け、シャンパングラスを受け取って、教会内へ入ると既にメディアたちや出演者、司会者、スタッフたちで賑わっていた。教会内が立食パー ティ会場と化しており、オードブルのプレートを持ったスタッフが人々の間を回 っている。壁にはチャリティ出品の絵画が飾ってあり、展示テーブルにはチャリ ティ参加の企業がラインアップされている。それぞれ出品の項目が提示してあり、落札金額を記入するようになっている。例えば、サングラスのブランド Taylor Morrisは125ポンドから、ネイルサロンは250ポンドからという具合 に。ほおおおと、恐る恐る眺めている私の頭の中には、交通費だけで10万円以 上払って日本から来たという思いで一杯だ。ふと、教会の脇に合唱団員らしき人 たちへ目をやると、その中にエリックを発見した。今、声をかけておかないと、 もうチャンスはないかもしれない。慌てて人垣をかき分けてエリックへ近寄った が、合唱団のリーダーとずっと話しをしているのでなかなか声をかけることができない。そろそろイベントが始まりそうになってやっとエリックが私に気付いてくれ 「やぁ。ヒトミ。来てくれたんだね。ありがとう。」と優しく握手をしてくれ た。ひとまず満足して、エリックと合唱団員たちが座った席の後方に座り、チャリティイベントそっちのけで、エリックたちの様子をずっと眺めていた。エリックは出番が来るとまず、少年少女合唱団の前に立ち「The Seal Lullaby」の話を 始めた。何十回と聞いたエリックお気に入りのお話(笑) カンフー・パンダを言 い放った時のどや顔も何十回と見た。今や、このどや顔を見ることが楽しみのひとつになっていた私は、オチで必ず笑うことにしている。 子供たちの可愛らしい合唱による「The Seal Lullaby」が終わると、Eric Whitacre Singersによる「Lux Aurumque」と 「Sleep」の2曲の演奏。

 photo 4-15.JPGphoto 3-17.JPG

それが終わるとエリックたちは下手の席へ戻ってワインやオードブルを楽しみ始めた。もう出番はないようだ。会が終わるのを待って、エリックが一人になる頃を 見計らって、お別れの言葉を言いに行こうとしていたところ、チャリティイベントのせいか、ファンらしき参加者は居ない。私ひとりだけのようだ。これなら近づくのも容易だと、行動に移そうとしたとき、2人の女性がエリックへ近づき、 ハグを交わして話し始めた。ファンなのでしょうか。なかなか会話は終わりそうにない。待ちきれなくて、じわりじわりと近寄ると、エリックの方から気付いてくれて 「やぁ。ヒトミ。あ、こちらがジョアンナだよ。ほら、胡蝶蘭を贈ってくれただろ?」『あら、この2人は事務所のスタッフだったのね』と内心ちょっとほっとして、 ジョアンナにお礼を言い、再度エリックへ 「じゃぁ31日のハンブルグに行きますね。」と言うと 「ワーオ。ハンブルグへも来てくれるの?」とエリック。ジョアンナともう一人 の女性も驚いているようだったが、イギリス人はアメリカ人ほど喜怒哀楽を表情 に出さないようで、日本人の感覚に近いものを感じた瞬間だった。

photo 1-21.JPG

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

iTunes Festival Lond..イスタンブール ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。